| 題:次期総理が取り組むべき最大の課題とは。 氏名:宮田直美 |
| 先日の自民党総裁選挙において、予定通り安倍晋三氏が当選され、そのまま国会においても内閣総理大臣に指名され、名実ともに新内閣・新政権が誕生した。小泉内閣時代から、すでに安倍総理になることが半ば公然のように伝えられていただけあって、安倍内閣の政策に大きな関心が集まっている。最近の政治報道はもっぱらその点に集中しており、『美しい国づくり内閣』とか『再チャレンジ』などとその政策内容に侃々諤々の論議がなされている。 今の日本のおかれている状況を鑑みれば、外交・金融・財政・社会保障等々、どれをとっても最重要といわざるをえない。どこから手をつければ、またどの分野を重点的に実施すればいいのか意見の分かれるところであると思われるが、私にはあえて安部総理には率先してとり組んでいただきたい課題がある。『教育』である。 かつて英国のブレア首相が政策の最重要課題は何か、と聞かれたときに『エデュケーション・エデュケーション・エデュケーション』と答えたことが、私は非常に印象に残っている。今の日本の教育現場の堕落を見れば日本もまさに『一にも二にも三にも教育』が最重要だといえよう。これからの日本を担っていく子供たちへの教育こそ、未来を見据えた『日本の国づくり』への必要最低条件ではないだろうか。 私自身転職のインターバルに、個人の補習塾で1年ほど小中学生を教えたことがある。学校では『ぐれた生徒』といわれる手前くらい素行がよくない子もいた。平気で罵声を浴びせる子もいた。しかしその塾は厳しくて有名で、たたいて怒ることも日常茶飯事だった。とにかく何度でもやらせ、時間も無視して残してでもやらせていたので、今で言えばつめこみの、スパルタ塾だったと思う。今の学校教育ではありえないやりかただったとも思う。それでも学校は嫌いでも塾にはきたい、といって通っていた。親にもとことん面倒みてくれるので、大変ありがたい存在だったと言われた。 この塾のやり方がすべていいとはいわないが、今の学校教育にない、いろんなヒントが隠されているような気がしてならない。 私たちが小中学校のころは、土曜日も休みではなかったし、今のように教科書も薄くなかった。ゆとり教育のもとで、決して教育現場がよくなったとは思わない。殺人事件が起きるような教育現場であること自体、今の状態がおかしいことの現れである。いのちの教育とか、情緒教育などといってやっているが、今の子供が大人になったときに、きちんと国づくりを担っていけるのか、先生も尊敬されなくなってきているような教育現場は、何かが間違っているとしか思えない。 国を挙げて少子化対策の必要性が叫ばれているが、子供は生まれただけでなく、教育していかなければいけないのだ。これからの日本にとって、教育問題がそれだけ改革できるか、行く末はそれにかかっているといっても過言でないと断言する。 |