| 題 「骨太方針06−地方交付税改革について考える」 氏名 柴田 浩行 |
| 地方交付税改革のゴールは何か。改めて確認すれば、「地方の自立」を図るために悪しき平等を解消し、地方自治体の財政的自立、行政サービスの自立を促すことである。更に地方分権を加速し、道州制の導入によって、「自治・分権の原理」に基づく新しい国づくりを推し進めることにある。 地方交付税の改革を進める課程において、国と地方の役割分担の見直しが行われれば、政治のスタイルが変わる。国会議員は、地方への利益誘導型のスタイルから脱却でき、外交や防衛など国の根幹にかかわる政策を専門に考えることができるようになる。国政選挙は真に日本の国家の在り方について国民に問うことができる場となる。 一方首長は、これまで以上にリーダーシップが問われる。団体自治の責任者として住民と向き合い、ニーズの把握や掘り起こしを行い、限られた財源の中で、マニフェストに基づく住民本位の行政経営を行わなければならない。 しかし、この改革において、一番変わらなければならないのは我々地域住民である。自分が住む自治体の財政状況を把握し、このままでは、財政赤字により行政サービスの継続が不可能となってしまうことを理解する必要がある。地方税という負担と行政サービスという受益のバランスを認識し、行政サービスは無限に与えられるものではないという危機意識を持たなければならない。財政を健全化し、行政サービスを継続して受けるためには、無駄をなくし効率的な行政経営を実施しなければならないのである。そのためには、自らが生活を営む地域を何よりも愛し、地域行政に進んで参画し、地域の発展ために自分が貢献出来ることを考え、地域行政に参加しなければならない。 日本が、少子高齢化、人口減少に直面しながらも、21世紀も世界のリーダーとして人類に貢献するためには、「地方の自立」によって国民の自治に対する意識改革を行い、国民が自分で出来ることは自分で行うという個の自律を促す必要がある。自律した国民が全員で知恵を出し合い、創意工夫によって地域に活力を生み、富を創り出して行く必要がある。国民全員で創り出した富によって豊かな日本を維持し、更に世界に富を分配することが出来れば、日本は21世紀も間違いなく世界のリーダーとして尊敬されるであろう。 |