| 再チャレンジ案について思う 榊原 宏和 |
| 竹中総務大臣のご講演で、骨太方針06の重要アジェンダとして4つが示されたが、その中の1つである「再チャレンジ」について概要を調べてみた。自身は特に以下のような再チャレンジ案について興味を持ったので、私見を含めて述べることとする。 (1)高齢者、主婦の活用 周知の通り少子化が深刻な問題となっており、今後は、退職者や結婚、出産を機に退職した主婦の有効活用が重要になってくると思う。退職後も元気に働ける高齢者は多いだろうし、また、主婦に関しても労働意欲のある人は多いように思う。働くことは生きがいにもつながる。こういった方々が働きやすい環境を整えるためにも、定年退職年齢の引き上げや保育所などの託児施設の拡充が必要だと思う。自身は、このような方々の働く場所として、公務員の一部業務を開放してもいいと思う。(一部業務は、企業と比べて比較的競争が低くゆとりを持って働けると考えるため。)新規雇用者を減らすことで公務員の人件費削減にもつながるし、退職者であれば、それぞれの専門分野を公のために活かすこともできるだろう。 (2)フリーターの再就職支援 90年代後半の就職氷河期の影響を受けたフリーターなど、能力的には問題ないが、雇用情勢により就職できなかった人材の救済が非常に重要だと思う。現在、派遣社員労働者人口が増加傾向にあるが、正規雇用者との収入格差が大きな問題になってきている。派遣会社に対し派遣社員の待遇改善を求める必要があると思う。また、派遣社員を受け入れる企業側も、正社員への道を開くなどの待遇改善が必要である。フリーターを中途公務員へ転職する思想があるようだが、非常によいアイデアだと思う。企業に比べて競争の少ない公務員の一部業務は、職業訓練の場に最も適しているように思う。公的役割を果たすためにも、公務員の一部業務を職業訓練の場として開放する取り組みがあってもいいのではないか。ある程度の技能が身に付いた段階で一般企業へ転職できるようなシステム構築も必要だと思う。 (3)低所得家庭の就学支援 格差社会で問題になっているのが、世帯収入と学力の関係。塾、私立学校などへ通うことが可能な家庭ほど、学力が高い傾向が見られる。再チャレンジ案になっているように、週末や放課後に大学生や退職者を講師として招聘する取り組みは非常に興味深い。外部講師は、教科の意義なども生徒に伝えることができモチベーションの向上にも有効的だろう。有能な人材を多数育てることは日本全体の活性化にもつながると思う。 日本は、物的には豊かだが、個人の精神的豊かさに課題があるように思う。 精神的に恵まれた社会の実現は、犯罪の少ない社会の実現にもつながるように思う。また、あらゆる面で日本の活力も向上するに違いないと思う。こういったことから再チャレンジ案に期待したい。 |