| 題 「自由民主党幹事長代理 逢沢一郎氏の講演より」 氏名 柴田 浩行 |
| 逢沢一郎氏の「北朝鮮における拉致問題」の講演を拝聴し、国家の主権について考えてみた。まずは、言葉の定義を辞典に基づき確認しておきたい。 「主権」とは、「(1)国家の統治権。他国の意思に左右されず、自らの意思で国民および領土を統治する権利。領土・国民とともに国家の三要素をなす。(2)国家の意思や政治のあり方を最終的に決定する権利。」 「統治権」とは、「国土・国民を治める権利。つまり、国土・国民を支配し、安定させる。または平定する権利。」 「主権国」とは、「(1)主権を行使しうる独立国。(2)ある事件の取り扱いや審理に関して権利を行使できる国。」 「独立国」とは、「外国の権力の下に服さない国家。完全な国際法の主体となりうる国。」 とある。では、現在の日本は本当に主権国と言えるのであろうか。 北朝鮮における拉致問題、韓国における竹島占拠などは、明らかに日本の主権を一方的に蹂躙しており許されないことである。更に、米軍の基地が日本国内に在ること事態が主権を侵されており、独立国としてはおかしな状況である。我が国の主権を国際社会の中で回復し、確保していくためにも早急に必要なことは、日本の将来のビジョンを確立し、戦略を描き、実行することであると考える。そのためには、情報力と軍事力が不可欠である。情報力が鈍ければ、判断力も鈍る。判断力が鈍ければ、行動力が鈍る。行動力が鈍れば、全てが後手になってしまい主導権が握れなくなってしまう。つまり、戦略に基づいた行動を取れなくなってしまうのである。湾岸戦争での対応の失敗も情報力の欠如が引き起こした結果であると考える。また、現在の国際社会を支配するのは、悲しいことであるが究極のところ軍事力である。軍事力とは、抑止力だと考える。人間は、本能的に身を守ることを知っており、自分より強いものには、自ら進んで刃向かっていかない生き物である。力が無ければ強いものには、従わざるえないのである。 我が国が、国際社会の中で生き残っていくためは、北朝鮮、中国などの周囲の脅威と対峙しながらも、主権国としての地位を早急に取り戻さなければならない。拉致被害者奪還は、主権国としての地位を取り戻すための、まず第一歩である。更に、竹島奪還、尖閣諸島の安全確保、北朝鮮のミサイル脅威の排除、中国の軍事力抑制など現実逃避できない問題が山積みである。今、我々が未来の日本のために成すべきことは、現実を直視した上で、日本の将来のビジョンをきちんと議論することである。そして揺らぐことが無いビジョンを確立し、愛すべき日本が、未来永劫国際社会の中で尊敬され、活躍できる土台を構築することであると考える。 以上 参考文献 三省堂提供「大辞林 第二版」 |