題 「物事の見方について」
氏名 柴田 浩行
  今回の対話を終えて深く考えさせられたことは、「物事の見方について」である。今回私は、北朝鮮というキーワードを念頭にグループを選択した。前半は「六カ国協議の結果と今後の展望について」浅野先生を講師に迎えて対話を実施した。後半は「北朝鮮における拉致について」鈴木政二先生を講師に迎えて対話を実施した。対話は非常にエキサイティングであり、思わず身を乗り出さずにはいられないほどであった。しかし、対話が進むにつれて自己嫌悪が起こってきた。「なんて、自分は勉強してないのだろうか。」「なんて、狭い視野で物事を見ているのだろうか。」「思い込みで判断しているのではないだろうか。」そして、自分が恥ずかしく思えてきた。

 鈴木政二先生は、「そもそもなぜ、拉致が起きたのか?」という背景から話を始めた。そして、北朝鮮を取り巻く各国の情勢や世界情勢を踏まえて話が進んで行った。インテリジェンスの問題、憲法改正問題にまで話は及んだ。このように書くと話に繋がりがないかと思われるが、全ては線で繋がっていた。つまり、北朝鮮問題に対して、日本からの視点だけではなく、アメリカからの視点、中国からの視点など様々な角度から見ているのである。物事を考えるときは近視眼的な見方ではなく、鳥瞰的な見方で考えなければ正しい判断ができないことを痛感した。

 国際情勢を考えるならば、歴史的背景、宗教的背景そして民族的背景など、確かな基礎知識を身に付けていなければならない。その上で情報を収集し取捨しなければ、大量に出回っている情報に翻弄されてしまうだけである。そして、何よりも自国の歴史をきちんと学び、正しい歴史観を持たなければ自分の居場所(=日本人としてのアイデンティティー)が定まらない。自分の居場所が定まらなければ、物事を判断する基準を持てずにさまようだけである。

 この一年間、愛知政治大学院で多くの事を学んできた。講師の方々の講演からは、様々な問題について考える機会を与えていただいた。考えることは、楽しいことだと気付くことができた。新しい知識を得ることは、喜びだと感じることができた。何よりもレポートを通して、多数の方々の考え方に触れることができ刺激になった。自分と同じ意見のレポートには、「全く、その通りだ!」と頷き、自分と違う視点から論じられているレポートには、「そんな考え方があったのか!」と驚きを覚えた。そして、今回の国会議員の先生方との対話から「物事の見方について」理解することができた。愛知政治大学院で学んできた事をベースとし、日々研鑽し学び続けることによって、正しい判断ができる大人に成りたい。日本の子ども達に自信を持って、正しい道を示すことができる大人に成りたい。