題 「環境問題について考えたこと」
氏名 柴田 浩行
 そもそも環境問題はなぜ発生したのであろうか。古代から人類は常に発展し続けてきた。発展の原動力は自然が生み出した資源である。石炭、石油、天然ガスなどのエネルギーが我々の生活を飛躍的に発展させた。その一方で、森林の過剰な伐採による砂漠化、地球温暖化、酸性雨、オゾン層の破壊などの環境破壊を招いたり、公害や廃棄物による生態系の破壊を引き起こしてきた。つまり、我々がより良い生活を目指した結果、気候や生態系に変化をもたらして発生した問題である。ならば、解決方法も我々にあるはずだ。

 私はこれまで環境問題に対する意識が低かった。今回の講演をきっかけに、私自身の生活において、身近な問題であると認識し調べてみた。恥ずかしながら、環境問題を解決するキーワードである「3R」(Recycle、Reuse、Reduce)を初めて知った。3Rの考え方は、当然のことが述べられており、全く異論はない。なのになぜ、私は3Rを実践できないのであろうか。「ゴミの分別は面倒臭い。」「マイバックを持って買い物に行くのは面倒だ。」など、日々惰性に流されてしまっている。更に、「最新のパソコンが欲しい。」「新しい服が着たい。」など、日々欲求との葛藤である。

 今回、環境問題について家族で話し合ってみた。私と違い妻は環境問題について意識が高く、3Rを理解していた。そして、日々の生活の中で3Rを実践している。ゴミの分別は当然であり、買い物に行く時は、マイバックの利用は当たり前である。食器を洗うための洗剤は薄めて使う。無駄な水の垂れ流しはしない。資源回収には進んで参加する。更に、日本は環境後進国であると強く憂をいだいていた。小学校一年生の息子には、「なぜゴミを、その辺に捨ててはダメなんだろうか?」と問いかけてみた。答えは簡単であった。「汚くなるから。」私は続けて、「なぜ、汚いのはいやなの?」と問いかけてみた。息子は、「ゴミが落ちていると、踏んづけて汚れちゃうよ。きれいなほうが気持ちいいもん。汚いと病気になるよ。」そして、「きれいなほうが、勉強しやすいもん。だから、おれ、学校で掃除を一所懸命やってるよ。」との答えであった。

 家族との話し合いによって、私自身の当事者意識の無さに情けなくなった。また同時に、私自身が環境問題に取り組む手掛かりが掴めた気がする。一番重要なことは、「心の有り様」ではないのか。惰性・欲求VS自制。つまり、自己中心ではなく、他者(全ての生き物)を思いやる気持ちが持てるかどうかである。「地球への配慮」が出来る人間でありたい。環境問題を解決する答えは、意外とシンプルなのかもしれない。

参考文献:
「総合的環境指標について(説明資料)」平成18年4月 環境省
「環境基本計画」平成18年6月 環境省
「平成17年度版 こども環境白書」 環境省