題 林先生の講演を聞き考えたごみ問題のこと |
| 「捨てる技術」という本が数年前にベストセラーになった。狭い家に必要の無いものを置いとくより捨てちゃってすっきりしちゃいましょう、という内容の本だ。ごみは捨てないとたまっていく一方で不衛生ある。普通に捨てるのであれば何も問題は無い。だが先日とある公園のゴミ箱に「家庭のごみを捨てないでください。」とこんな貼り紙を見かけた。また路上にタバコの投げ捨てや空き缶のポイ捨てなども目立つ。山中では放置された自動車がタイヤも無く、置かれている。競馬場ではいたるところに古新聞やはずれ馬券を床に地面に投げ捨てている。そこにゴミ箱があるのに。昨今の企業の産業廃棄物不法投棄にも言えることだが、ばれなきゃ良い、自分さえよければ良い、ごみを捨てるのになぜお金を払わなきゃいけない。このような意識が環境問題に大きな影を落としている。身かめ近な例としてごみ問題を挙げる。 各都市で分別のごみ捨てが定着しているにもかかわらず、ごみに対する意識、環境問題はまだまだ深刻である。それは消費者である我々が環境についてどれだけ真剣に理解できているか、という点である。 林氏は「20世紀が残した(環境)課題」によると、大量生産・大量消費・大量廃棄社会では地球が維持できなくなる。維持できるために21世紀は環境効率性を基準とした「循環型社会」しなければならない、と示した。その中でも価値観、ライフスタイルの転換をどのようにすればよいかを考えてみた。 林氏によると21世紀の「循環型社会」にするためには(1)社会経済システムの改革・構築(2)価値観・ライフスタイルの転換(3)環境(クリーン)技術の開発・環境産業への振興の3点を挙げた。ここで注目すべきは(2)の所有価値から使用価値(成長する製品)へ、と要は物を使わずに作る技術にしていかなければならない、と林氏はいっていたが、まったくその通りだと感じた。技術の進歩による製品の向上は便利さと、時間の節約が重視されてきたが、さらにこれからは環境に優しく、製造段階からごみに出来るだけならない、もしくはごみを出さないエコ商品がもっと消費者に安価で出回ることを期待したい。 しかし私はそれ以上に価値観や、ライフスタイルを転換する一番の方法は、消費者の意識向上、マナーとモラルだと考える。ものを大事に保つことも大事だが、無用のもの(たとえば生鮮品)を大事にしまっておき結局だめにしてしまうよりは使う分だけ、いる分だけ買って使用するほうがお金(費用)もごみ(廃棄物)もごみを置くスペース(処理空間)も少なくてすむ。ごみを捨てるにはお金がいるので、せっかく安く購入してもだめにしたらその分は無駄が増える。 |