| 題 少子化への対応 氏名 中澤 健 |
| まず、少子化への対応として必要となる視点として、欧米の少子化対策の根本でもある、家族の再興「ファミリーバリュー」を高めることが重要であり、そして次に、専業主婦への子育て支援の充実が必要であると考える。 第一に、「ファミリーバリュー」を高めるとはどういうことか。それは、子供を産んで育てて人生を歩んでいくことに至上の価値があることを深く認識して、家族の大切さを実感していくことである。家族にこそ価値の根源があり、家族を中心に人生を考えていく価値観を理解して、自分のものにしていく。あるいは、他の人に広めていく。そうしたことによって、子供を産み育てることはかけがえのない価値のあることであるから、積極的に取り組んでいこうという気持ちに若者をさせていくことが重要だ。 この点、ひとつの価値を押し付けるのかとの反論があると思う。もちろん、結婚するのもしないのも個人の自由、子供を産むのも産まないのも個人の自由であることには変わりはない。しかし、結婚しない人生より結婚する人生のほうがかけがえのない価値があるという認識を広めることをやっていくことが重要なのだ。子供を産まないよりも子供を産む人生のほうが高くかけがえのない価値があると言う認識を広めて実践者を増やしていくような政策が必要になる。 これは、不安によって結婚、出産に躊躇している方々に特に効果的であろう。 第二に、専業主婦への子育て支援の充実とはどういうことか。これは、子育てを不安に思い、相談相手もなく孤独に子育てしている若い母親たちに、不安を解消させるような子育て支援を充実させるということである。親と近くに住んでいる若夫婦であれば、親に子育ての相談にのってもらい、不安を少しでも解消する。それでも不安がある場合、または、親が遠方にいて若夫婦の近くには相談できる相手がいない場合、このような場合は地域共同体の中で支えていくシステムが必要である。具体的には、地域の中で子育てを終えられたいわゆる「子育ての先輩」と、若い親との交流の場所を提供する。そこで、若い親は子育ての先輩に子育ての不安を相談したり、家庭料理の作り方を習ったりして交流を深める。そうすることによって、孤独で不安に子供を育てる専業主婦の数を減少させることができる。 結局、ファミリーバリューを高めて子育てに高い価値があることを広めて、子供を産んでもらう。そして、子育てに関しては、地域共同体で子育ての先輩と若い親の交流によって子育ての不安を解消してよりよい子育てができるようにすることが重要である。 |