コーチングスキルセミナーを受講して
若宮 孝子

 「コーチング」という言葉すら今まで知りませんでした。コーチングとは、「相手の自発的行動を促進するためのコミュニケーションの技術」だそうです。つまり、私は、自分を囲む人々を活かすことで、自分が活かされるという意味なのかなあととらえました。

 「コーチング」の歴史を探ると、「コーチ」の語源は、「馬車」であり、「大切な人をその人が望む所まで送り届ける」という意味からできたそうです。大変驚きました。今までの私の感覚からすれば、コーチとは指導するという意味でしかとらえたことがなかったからです。年月を重ねることにより意味は、変化してきてはいるようですが、基本的な部分は変わっていないと感じました。
「コーチング」の「三つの哲学」は、廣瀬先生の口癖?でもあります。「人は皆無限の可能性を持っている。」この言葉を聞いたとき、若干趣旨がズレますが、こんな話しを思い出しました。

 村上和雄氏が「遺伝子をオンにして可能性をのばす」という講演の中で、以下のような話をされました。人間の遺伝子はほとんど変わらない。変わるとすれば、ほんの0.001%あるかないかの差である。つまり、そのほんのわずかな違いの中で、人間はその部分を活かすか活かさないかによってそれぞれの能力に差がでるのである。では、その能力をオンにするためにはどうしたら良いか。最近の研究では、「笑い」が遺伝子をオンにする効能があるとの実験結果がでた。
「笑いごとではない。」っと。

 この講演を拝聴して、自分の可能性について考えてみました。自分の中に答えが存在していることもよくわかるのですが、そのことを考え易く導いてくれるのは、やはり人(パートナー)だと感じました。この世で、偶然はないと思っています。必然だからこそ、今ある自分の存在、状況を受け入れることができ、人としての生き方を学んでいくものかもしれません。人は一人では生きていけません。お互いが補完し助け合いながら、人間関係を良好に育むこと(コミュニケーション)で、生かされているんだと思います。良好な人間関係を作る要素の一つとして「笑い」は、人間の可能性を引き出すためにも良好で、誰もが素直な気持ちを持てる大切なツールだと考えます。

 同じ人間は、この世に二人としていません。皆がひとりひとり自分の人生を持っています。そのひとりひとりの存在を尊重することによって、自分の人生の彩りをより鮮やかにしていけたら、心穏やかに生きていけれるのになあと感じます。 私にとって「コーチング」とは、自我を捨て相手に対する思いやりを持つことなのかもしれません。