題 小泉総理大臣の靖国神社参拝に関して
氏名 深貝 博司
 小泉首相の靖国神社参拝に私は賛成である。
なぜなら、国のために命を捧げた先人に対して日本国の首相が尊崇の念をもって参拝することは全くもって正しいことであると思うからである。

 「A級戦犯を神として崇め奉る行為そのものがおかしい」「靖国神社に参拝することは侵略と支配の歴史を正当化するものである」という近隣諸国の指摘に対しては耳を傾ける余地はあると思うが、条理を尽くして日本の立場を徹底的に説明する必要があると思う。

 わが国は極東国際軍事裁判の審判を真摯に受け止め、戦後60年間不戦の誓いのもとに平和主義を貫いてきた。そもそも「戦勝国」が「敗戦国」を裁くこの裁判が適正なものであったのかどうかという議論はあるが、それでも核兵器を保有することもなく恒久平和を願い続けてきた日本国民の真の平和への「想い」がどれだけ強いものであるのかを時間を費やして近隣諸国に説明すべきである。

 近頃、A級戦犯の分祀や特別追悼記念施設の設立などの問題が取り沙汰されているが、これらは何の意味も無いものであると思う。

 「敗戦」「A級戦犯」という過去の形の良し悪しはどうであれ、平和に対して真正面から襟を正すきっかけを作ってくれたのは他ならず戦没の民である。その英霊が眠る靖国神社に参拝することこそが重要なのであり、代替手段は不要である。

 靖国神社参拝問題は、感情的な側面も多分にあるが、わが国には間違っている要素は何も無いと考えるため、小泉総理大臣の信念を支持したい。今後も終戦記念日である8月15日に是非参拝に赴いてもらいたいと思う。「日本遺族会への約束」とかの次元の問題ではなく、国家の主体性を維持するために最低限譲ってはならない信念ではないだろうか。

 近隣諸国の指摘に対して、何事も波風を立てないように常に配慮を決め込む「事なかれ主義」は今後のアジアにおける日本の立場を考えても決して正しいことではないと思う。この問題でわが国の姿勢がぶれると何かにつけて今後同じ局面に陥っていくような気がしてならない。

 これらの国々、特に中国との間では領海侵犯や違法な海洋調査・資源開発などの問題が山積しているが、摩擦を恐れて譲歩する姿勢を見せると一事が万事で何事も言いなりになるしかなくなる可能性があるため、わが国の主張ははっきりとさせるべきである。

 繰り返しになるが、戦後日本の姿勢を強くアピールし、歴史認識の共同研究等は推進しつつ、靖国神社参拝はあくまでも平和主義思想のもとに行われているものであるという立場を説明のうえ理解を求めるべきである。

日本の政治の本当の意味での外交力が問われているのではないだろうか。
以上