| 憲法改正について 柴田 加代子 |
| 5月3日の憲法記念日に向けて、マスコミを中心にさまざまな憲法論議が盛り上がっておりました。私も改めて日本国憲法をじっくりと読ませていただきました。特に前文を読み進んでいくうちに、身が震える程の感動を覚えました。 それに合わせて、私が20歳の時にガンで亡くなった叔父のことも想い出されました。叔父は豊橋で小さな薬局を営んでおりました。又、地域では、PTA、 総代、保護司、民生委員など様々なお役を通して敗戦後の地域住民の生活を救うことに命をかけることに喜びを感じる人間でした。私の通った北部中学校を造る時にも「国は敗れてしまったが、第二の日本国民をつくらねばならない」と、周りや地主達を説得して周り、それこそ命がけで、新制中学を造ってくれたと聞いております。戦争に負けて、打ちひしがれた日本国民の心のささえになり、希望を与え、生きる源泉になったのが、今の平和憲法だと考えます。絶対に変えてはいけません。 押し付け憲法だという議論があります。今後二度と日本が戦争を起こさないようにする為にこの憲法がつくられました。逆に押しつけられなかったら、世界にも例のない、特筆すべき憲法は生まれませんでした。むしろ感謝するべきです。1950年の朝鮮動乱の時には、マッカーサーは日本に平和憲法を押しつけたことを後悔したそうではありませんか。それから、アメリカの政策を押しつけられて自衛隊が徐々に軍隊化してきた経緯がありますが、常に憲法第9条を防波堤にして、日本は朝鮮にもベトナムにも派兵することなく、この60年間平和国家として繁栄して来ました。今の北朝鮮の姿を見ると60年前の日本の姿がだぶって見えます。多額の軍事費、言論統制、国民の生活苦は人事ではなく、私達の親の代には同じことが繰り広げられていたのです。早く自分達のおろかさに気づきなさいと教えてあげるのが日本の役割だと思います。 日本国憲法は国際社会の中で他国と協調することを前提として平和国家を築くことを教えています。アメリカを中心とした国連の常任理事国が核を持ち、軍隊を持ち、国際紛争の解決と言っては派兵し、ますます戦争の泥沼化に加担している姿を見るにつけ、人間のおろかさを見せつけられている思いです。アメリカが何だかんだと言っては武器を作り、在庫整理の為に武器を売り、自国ではなく他国で戦争を起こし、世界中を敵にしたり味方にしたりして大騒ぎをしている姿を見ると、バカバカしくなってきます。それに振り回されている日本の政治家達も皆バカに見えてきます。自分がバラまいた地雷くらい他人に拾わせないで自分で回収しろと言いたい。愚かな男達の後始末をするのは御免蒙りたい。いま一度、心で憲法を読んでください。 |