スタッフブログ

2019.11.22

題 若者の政治参加を進めるには

 山田太郎先生の講義で、いわゆるネット選挙に関する講義について聞くことができた。自分の中の選挙活動のイメージとは全く違う最新の選挙活動を知ることができ、非常に興味深い内容であった。ただ、その講義の中で最も印象に残ったのは、若者は政治に興味がないわけではないということだった。若者からの支持の多い山田太郎先生が肌で感じることなのだから、事実なのだろうと思った。しかし、それではなぜ選挙における若者の投票率が低いのか疑問が生じた。そこで、そもそも若者の投票率が低いと、どのような社会問題が起こるのか、逆に投票率の改善によって社会はどう変わるのか、そして政治に興味がないわけではないはずの若者の投票率向上及び政治参加を進めるにはどうすればよいかについて本稿で述べる。
 日本は、世界一少子高齢化が進んでおり、かつ、平成の30年間、20代の投票率は常に最下位であった(1)。つまり、若い世代の意見は必然的に政治に反映されにくい状況にある。その結果、例えば、将来世代の年金受給額は少なくなり、かつ、現役世代の負担はより増加していく社会の仕組みが出来上がった。若者は自分の生活を維持することに精一杯で、結婚出産はより厳しくなる状況から、更に少子高齢化が進むという負のスパイラルが出来上がった。
 しかし、もしも若者世代の投票率が向上した場合、状況は変わるはずだ。例えば、熟年世代に手厚い政策だけでは選挙に勝てない可能性が生まれるため、政治家の重視する政策が変わっていくだろう。そのためには、選挙において誰に投票するかということはもちろん大事ではあるが、それ以前に、選挙における若者の投票率自体を向上させることが大切なのだ。
 では、若者の投票率を向上させるにはどうすればよいかを考える。思うに、教育によってそれは可能であるはずだ。日本が今どのような状況にあり、このままではどうなってしまうのかをきちんと学校が子供たちに示し、投票に行くことがどれほど重要なことであるのか、また、日本の将来をどうしていくべきかを子供たちにしっかりと問いかけていくことが重要だと思う。そういった、子供の時からの意識改革によって、若者の政治参加を促していくことが、若者の投票率向上及び政治参加を進めるうえで非常に重要なことであると考える。

参考文献
(1)総務省ホームページ
「衆議院議員総選挙における年代別投票率の推移」
http://www.soumu.go.jp/senkyo/senkyo_s/news/sonota/nendaibetu/


up