スタッフブログ

2017.10.17

題 野田聖子衆議院議員のご講演を踏まえて

 非常に個人的な話ですが、野田先生は私の出身地である岐阜市選出の衆議院議員です。幼い頃から野田先生の国政でのご活躍とご奮闘を、どこか誇らしく眺めてきました。政治家として真っ直ぐに筋を通され、ときにはご自身の不利になる道でも信念を持って歩まれる姿を、尊敬してきました。
 今回のご講義は、野田先生が強く力を入れていらっしゃる、少子化・人口問題がテーマでした。この問題ほど、日本という国の長期的な在り方に強い影響を及ぼす問題は無いと思います。
 ご講義中、そこまで踏み込んだ発言をされるんだ、そういった見方や言葉の使い方があるんだ、という驚きを何度も味わいました。中でも特に私が強い印象を受けたのが、外国の方達との「コラボレーション」についてのご意見でした。
 野田先生はコンビニで働く留学生、研修生の方達に触れていらっしゃいましたが、製造業・農林水産業など多くの産業分野は現在、外国から来た技能実習生の方達の力無しでは成り立ちません。この方達の待遇について、野田先生は「酷使されている」とはっきりと表現されていました。外国から来て働いている方達を取り巻く制度、待遇を改善する必要があるとの認識は広く共有されてきており、昨年には技能実習制度の適正化を目的とした法律も公布されました。一足飛びとは行かないまでも、待遇の改善については今後も進んでいくと思われます。
 野田先生は更に、私たちの態度、心構えについて述べておられました。この点について、自省する点が多々あります。決して「居丈高」に振る舞うとまでは行かないまでも、私たちの暮らしを支えてもらっている、日本にきていただいている、という意識を持ったことは、ほとんどありませんでした。また、同じ社会で生きる一員である彼らが、どういった生活をしているのかについても、まったく理解していませんでした。
 私が参加していた趣味の社会人サークルに、自動車工場で働くブラジル人の方が参加されていたことがあります。週に一回の活動だったのですがほぼ毎週参加され、日本語は多少おぼつかなかったのですが、非常に楽しそうにされていたことを思い出します。調べてみたところ、行政や各国の大使館、企業が企画し、日本人と在日外国人の交流を図るイベントは、予想以上に数多く開催されていました。一方でより身近な地域社会で、彼らを受け入れ、共生しようとする動きは、まだまだ少ないのが実情では無いかと感じます。前述のブラジル人の方は、偶然共通の趣味を持っていたため、つながりを持つことができました。しかし自分からはアプローチの手段が無く、地域との接点を持てない方が大部分では無いかと想像します。彼らに日本を好きになってもらうためには、より身近な地域社会、隣人からのアプローチを増やすことが必要だと、強く感じました。


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