スタッフブログ

2017.10.16

題 テーマ①野田聖子氏の講演を聞いて-人口減少国家のこれから-

 日本の少子化問題が取り上げられてから、もう何年経つのでしょうか?今回、野田先生のお話を聞き、特に「少子化の話になると、なぜか女性の問題とされ国家を揺るがず問題なのに大々的な対策が行われない」という部分に、激しく共感しました。約6割の夫婦が共働きという現代において、少子化は国の問題であり、いかに子育てしやすい環境をつくるかが、少子化を食い止める1つの鍵になると考えます。そのために必要なことは、法の改正とそれに伴う日本人の文化や思考が変化することです。ここでは、日本の子育て環境を変化させる施策について、私の意見を述べたいと思います。
 子育てで欠かせないのがパートナーの協力です。日本の男性育児参加が諸外国に比べて少ない理由の1つに男性の育児への苦手意識があると思います。誰でもできないわからないことには抵抗があります。フランスでは3日間の男性の出産有給休暇があります。それが終わると11日間の子どもの受け入れ休暇及び父親休暇が待っています。この約2週間は雇用主と国がまかない有給休暇になっています。この期間は、病院でも父親が来る時間に合わせて沐浴やオムツ替えの指導を行います。約7割の男性が取得するこの期間に「男を父親にする」作業が意識的に行われています。日本でも、ただ休暇を準備するだけでなく国と会社と医療機関の連携で意識と行動を変える制度にするべきです。
 また、子ども手当のようなお金の支給だけでなく、例えばベビーシッターや料理のシェアサービスなど育児支援のサービスとしか交換できないチケットを配布するなどして、利用する機会をつくり「頼んではいけない」という罪悪感を取り払い、自分に合ったサービスを選択できる期間を作るのも良いと思います。地域では病院が病児保育の受け入れ態勢を整えたり、シニア世代を活用した預かりネットワークを作り紹介するなど、国全体で子育てする体制ができれば、これから子どもを持つ人、2人目、3人目を生む人の不安を払拭できると考えます。
 子どもは宝物です。子どもがいるだけで毎日が楽しくなります。自然と地域の人との触れ合いが生まれます。子どものことを話す親や、孫の話をするおじいちゃん、おばあちゃんは本当に幸せそうです。誰もが迷惑をかけて沢山の人に見守られ大人になりました。子どもが増えて悪いことなどありません。手遅れになる前に、そろそろ純粋な気持ちで真剣に、国民全員で国の未来の宝を増やすことを考えてもいいのではないでしょうか。

【参考資料】
1.高崎順子 「フランスはどう少子化を克服したか」 新潮新書
2.専業主婦世帯と共働き世帯の推移 - 厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-11201000-Roudoukijunkyoku-Soumuka/0000118655.pdf


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